2019年2月10日、フィレンツェバッソ要塞にて「Chianti lovers 2019 」開催!
「Chianti lovers 2019 」は、キャンティ地区、123の生産者が集まり、それぞれの特徴あるキャンティワインを紹介するイベント。
私が行くことになったきっかけはバス停の広告。
ちょうど街に出る用事があったので行ってみようということに。
会場にて
16時開場。
私達が到着したのは16時すぎ。
チケットを購入すると首からかけるワイングラスホルダーとグラスが配られた。
開場直後の様子、すでに多くの入場者。
Chianti Montespertoli地区 Podere Ghisone社ブース。
Chanti d.o.c.g."Borro degli Olmi"2017,Chianti d.o.c.g.Riserva"1797"2015
7つの地区に分かれているキャンティワインを少しずつ試飲、少量とはいえ...酔っ払う...
葡萄の品種や割合を説明してくださるのですが、だんだん冷静に聞けなくなっていく私達。
あまりの数の多さで、マークをしていた20社ほどで会話と試飲の限界を感じる。
プロは凄いですね。
美味しいワインはスルスルと、あんまりというものは少しでパス。
気になるワインブースをどんどん巡る、頭の中もワインも体と頭にどんどん巡る。
18時30分からは食事も準備され、キャンティワインに合うトスカーナサラミや前菜が並び、地元のキャンティ好きの人達、若者たち、カップルやグループで驚くほどの盛り上がり!
日本人の若者をMontaobano地区のブースで見かけ、声をかけたところフィレンツェの料理学校でイタリア料理を学んでいるとのこと。
がんばれ!がんばれ!しっかりと学んで日本でおおいに活躍して下さい!
こういう機会に恵まれるのはいいことですね。
このイベントは業者や飲食関係に向けられたものではなく、一般のキャンティワインファンに向けられたもので会場では販売もなく、値段表示も一切なし。
それぞれの会社からパンフレットや名刺をもらって後日連絡を取り合うのでしょう。
パンフレットとグラス
すっかり酔っ払った私達、何とか無事にグラスを割らずに帰宅するのがやっと。
キャンティ地区ワインとキャンティクラシコの違い
トスカーナに住むまでキャンティと言えばキャンティクラシコのことだと思っていた私。
ある日、舅に「日本でキャンティは高いワインなのよ。」「マリアあなたは間違っている。教えてあげよう。」と会話をきっかけに舅がキャンティ・クラシコとキャンティ地区ワインのレクチャーが始まった。
- キャンティ地区はシエナ、アレッツォ、プラト、ピストイア、リボルノ近くまでの広い地域を指し、キャンティクラシコ地区はその中でもフィレンツェからシエナ周辺の特別の地域だけを指すこと。
- キャンティクラシコは、熟成期間が長く、キャンティワインはそれに比べ短いこと。
- キャンティクラシコはサンジョベーゼと黒葡萄しか使わないこと。他のキャンティ地区ワインは白葡萄を配合するなどして、それぞれの生産者が独自の味を追求していること。
- キャンティ地区ワインは、早く出荷できることと、葡萄配合にバラエティがあるため大量生産に向いているので安価で売られていること。
う~ん。なるほど、だからお義父さん毎日キャンティワインが飲めるのね。
私は色々なキャンティワインと大好きなヴィンサントの飲み比べを存分にして大満足の夜。
春の訪れを感じるフィレンツェ。
また、来年も2月に開催されることでしょう。
Chianti Lovers - Anteprima 2019
@ Da Bassso 16:00-21:00
Prezzo 15EUR