☆Firenze ☆Firenze☆

イタリア家庭の食卓☆幸せな日常☆

イタリア人の掃除力

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イタリアの街を歩いているとなかなか想像し難いが、イタリア人は本当に綺麗好き。

みんながみんなそうとは言えないのかもしれないけど、イタリア人家庭を訪れると素晴らしく掃除の行き届いた家ばかり。

土足なのに埃もない。

扉を開けると古いお家、モダンなお家、色々なタイプのお家が目の前に広がる。

すっきりしていて清潔。

我が家は私が手抜き掃除をすると夫が休みの日にモップ掛けをする。

日に当たるところの床がピカピカじゃないと気が済まないらしい。

 

友人宅で食事をするとお喋りしながら、食事の後は、コンロを全部拭き、コンロ回りの壁、換気扇周りの手の届く範囲はピカピカに拭く。

冷蔵庫も毎日拭き、オーブンの中も使う度に綺麗に掃除する。

共働き家庭に突然行ってもいつもスッキリしているので、毎日疲れるでしょ~と常に同情する。

さすがにクタクタらしい。そりゃ~そうでしょ。

でも掃除しないと、アイロンかけないと気持ち悪いそうだ。

だからイタリアでは女性用のストレス緩和剤やエネルギーチャージサプリなどが日本のアリナミンやユンケルなみにコマーシャルしているのねぇ。

 

なのに、どうして街はあんなに汚いのだろうか。

煙草の吸殻、犬の糞、空き缶、ティッシュ、そこら中に落ちている。

BARから道に向かって煙草を投げ捨てる光景を何度目にしたことだろう。

気を付けて歩かないといつ被害にあうかわからない。

 

週末、土曜日は市役所前の広場でメルカートが開かれる。

散歩の帰り、その場所を通るとメルカートの残骸があちこちに残っていた。

そして、市役所の清掃車が2台で全力で掃除していた。

メルカート終了時間19時、この掃除光景は20時すぎ。

 

夫に「凄いね。メルカートが終わってすぐに清掃車がくるなんて。日本だと、翌日早朝に掃除するんじゃないかな。」と話した。

夫は「誰もこんな汚い道好きじゃないでしょ。耐えられないから。僕が日本で耐えられなかったのは酔っ払いの嘔吐の跡や春のお花見の後のゴミの山。」と言う。

「えっ?でもイタリアは普段の道の上(路上)は日本とは比べ物にならないくらい汚い、不潔だと思うんだけどぉ~」

「あれは仕方ないよ。」

「えっ?でもさぁ~」と話しを続けようとしたら「あなたの問題じゃないでしょ。とにかく今はここを掃除してくれているんだから。何か問題あるの?」とさえぎられた。

 

出た!イタリア人の理屈。

まぁその通りよ。

イタリア人のピンポイント加減がいまだによくわからない。

この行動力があれば、時計の時間を合わせることなんておちゃのこさいさいのはずなのに。

 

確かに夫の言う通り、日本は街がとても綺麗でも、家の中の掃除はイタリア家庭ほど完璧ではない。

夫がよく嘆いていた。「日本人の家の中は物で溢れている。」と。

今なら言い返せたのに!

「あなたの問題じゃないでしょっ。何か問題ある?」って。

あぁ~ちょっと悔しいな。

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友人宅はいつも完璧!


Grazie!!! Smile!!!